つらつら日記〜かあちゃん編〜
by annin8
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坂のある町
小さな坂がいくつもある町に引っ越した。大通りから石段を上って路地に入ったかと思えば、すぐに急な下り坂がある。おもしろい。自転車で近所をうろうろしづらいのは少し困るが、下るのは楽しいし、上るのはエクササイズだと思うことにした。

部屋の窓がとても大きくて、窓の外には古びた大使館のような巨大な邸宅がある。窓から望む景色の8割はその邸宅で埋まっている。引っ越しを手伝いにきてくれた両親も、引っ越し業者さんも、ふわー、すごい家ー、としばらく見入るほどの威圧感だ。樹木が茂り高い塀がめぐらされているが、門のデザイン的に庭の様子が少し見えるようになっている。時々のぞいてみているのだけれど、まだ住んでいる人を見かけたことはない。気になる。

部屋を決める頃に読んでいた本に、入院している人が窓の外を眺めていて、向いに昔の邸宅を改装した古びたホテルあり、ひがなその回転扉と出入りしている人々を眺めている、というシーンがあって、なんだか縁のようなものを感じた。

窓にはレースのカーテンと遮光カーテンをしっかりかけた。でもカーテンの隙間からちらりとのぞいてしまう。今朝も門の両脇にいるシーサーのような像とうっかり目が合ってしまった。薄暗い雨の朝がよく似合う家だ。
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by annin8 | 2007-07-11 22:06
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