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普段あまりテレビを見ないけど、この間(といっても何週間か前)ひさしぶりに「松本紳助」を見た。
ふたりで何かを議題にして盛り上がっているというふうではなく、ひたすら島田紳助が自分の家族の話をしていた。松本は「へー」「それおもろいっすね」「そうなんですか」とただの相づちしかしていない。もう島田紳助の目の前にいるのが別に松本でなくても全然かまわない状態。紳助オンステージは、別にそれはそれで面白かったけどなんかいやな気持ちになってチャンネルを変えた。そしたらそのあとこんなことになって「うーんそうかぁ」と唸った。乗りに乗って、スピードがつきすぎると周りが見えなくなるんでしょうかね。 私はむきになった北村弁護士が見られればそれでいいんだけど。 ひとつきくらい前からクリスマス関連の仕事がやってきている。もークリスマスかっ!と叫んでみたものの、この勢いだとまばたきしている間に街中がきらきらしだすはずだ。 ある日の夜半(仕事中)、私よりビール好きで、酔うとひたすら四捨五入をしだすという先輩が前触れもなく「天使ってさ、ほんまにおったら絶対臭いよな」といった。 「あんなでっかい羽根ばたばたされたらいややな」「羽根のはえぎわ絶対かゆいですよね」「あいつら裸やろ、寒くないんかな」「天使だから寒くないんじゃないんですかね」「天使やもんな」 ちなみにクリスマスをX'masとかくのは間違い。正しくはXmasだ。おまけに25日はキリストの誕生日ではない(ようだ)。じゃあいつなのかというのは正確には分からないらしい。キリストは一回死んで生まれ変わったことに意味があり、生まれた日のことはそれほど重要視されていなかったからだ。 25日がキリストの誕生日とされるようになったのは諸説ある。 一年でいちばん夜が長いこの時期は、古代から世界各地で祭事が行われていて、日本でも冬至にカボチャを食べたりゆずを浮かべた風呂に入ったりする風習がある。で、4世紀半ば、キリスト教を広めたいコンスタンティヌス帝と教会は、当時ローマで信仰を集めていた太陽神を拝む風習(冬至が祝祭日とされていた)にあわせて「この日やったらみんな違和感なくお祝いするやろうし、キリスト教もすんなり受け入れられるんちゃうか」と示し合わせて降誕祭の日と決めたのだ。 だから別に「キリシタンじゃないくせにクリスマスなんかでうかれるな」とイカラなくってもいい。この日を境にどんどん夜が短くなっていって、光がたくさん降り注ぐようになるから「なんだか幸先よくなりそうなめでたい日だ」ってことでお祝いするのがいいかもしれない。 長々と必死になってクリスマスの意義を説かなくてもいいんだけどさ、勢いついたらとまらなくなってしまった。
by annin8
| 2004-11-08 22:36
| 日々の泡
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