つらつら日記〜かあちゃん編〜
by annin8
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新解さん
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「新解さん」というのは、知る人ぞ知る辞典界の異端児、『新明解国語辞典(三省堂)』の愛称。
辞典に愛称をつけてしまうくらい、この「新解さん」はすごい。

私は「新解さん」を大学入学時に買って以来愛用しているのだが、使うたびに驚かされ、使うほどに愛着が増してきた。

で、なにがどうすごいかというと、例文や語訳がすごいんである。
いつも読んでいるメルマガに、「新解さん」のことが書かれていて、私はまたまた好きになった。

以下メルマガを引用:
こちこち→「——の官僚」
笑わせる→「あいつが議員だなんて——よ」
難儀  →「医者と弁護士は人の——[不幸]で飯を食う」
                      //新明解国語辞典第5版より

個人的な感情いれすぎですよ、編集委員のひと。

私のお気に入りの語訳は、「恋愛」。
なんでまたこんな言葉を辞書で調べたんでしょう。若かったのね。

ちなみに訳はこう。
→特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、できるなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。

…盛り上がってるねー。なんだかつらい片思いの記憶を今でも抱えている様子がうかがえる。

今回、「新解さん」応援サイトを見つけたのでのぞいてみると、面白い語訳を発見。

【動物園】
捕らえてきた動物を、人工的環境と規則的な給餌とにより野生から遊離し、動く標本として都人士に見せる、啓蒙を兼ねた娯楽施設。

…動く標本!なんか動物園行きにくいなぁ。

「新解さん」のほかにおすすめの辞典は『類語大辞典(講談社)』。
そもそも類語辞典は、似たような意味の言葉を並べて表記しているので、任意の言葉の意味を調べる本来の辞典よりもちょっと使いにくいという難点がある。でも『類語大辞典(講談社)』はこれまでの類語辞典と比較すると別格の使いやすさ(なんでだろう、索引がわかりやすいとか、言葉の分類の仕方とか?)&語彙の豊富さを誇っていて、とても役立っている。しかしそれどころではない!
まず、卑猥語の充実ぶりがすごい(ごめんなさい)。
「でかぱい」「ぺちゃぱい」もきちんとあって、しかも「でかぱい」には“※「巨乳」よりも卑俗なニュアンスがある" なんていう微妙な立場まで説明してくれている。
また、ここでは絶対にいえない言葉たちには、興味深い説明がついていて、そうだったんだーという「トリビア」まで披露。こりゃーすごい。もちろん、いままで触れたことのないような含蓄ある言葉もばっちりおさえていて、風流な慣用句までも拾える優れものであることは、はっきりと断言しておく。

かわいいところでは、

【ぽつ】先の細い筆記具などで、何かの表面に記した点。「ぽち」ともいう。

そんなことまで…!
値段ははるけど、それだけの価値はある辞典だ。

日本語って面白い。
実はいま気になっている辞典があるので(吉田戦車もおすすめ!)給料が入ったら早速手に入れる予定。はやく給料日こないかな〜。
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by annin8 | 2004-10-22 13:58 | 本の話
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